こんにちは。
もう今回は冒頭挨拶すべて飛ばして、「Gum Tape」!!
余計なことは言いません!もしまだ聞いたことないっていう方は下の動画を見てください。そしてちょっとでも気になった方、今すぐCDショップ行ってSixTONES6thシングル「共鳴」の通常版を購入されることをお勧めします(この曲はフルで聞いてこそなのよ…)。
TwitterでもGum Tapeに言及されていた方はかなり多い印象ですし、Call meやCassette Tape好きのSixTONESファンなら気に入ること間違いなしなこの一曲。ご多分に漏れず私も完全にGum Tape沼に嵌っております。(タイトルだけ公表された時「Cassette Tapeの後にGum Tapeかよ、次はマステか?セロテープか?」とかのたまっていたスト担をマジで横殴りにしてきたGum Tape…。)
では、歌割りにいきましょう!
※『Gum Tape』 uno blaqlo、51Black Rat作詞 / uno blaqlo作曲・編曲
※蛍光ペンっぽい太めのラインが主旋律(色はメンカラ、全員部分は色なし)、マジックペンぽい細めのラインがハモリ(文字の上なら上ハモ、下なら下ハモ)
何から触れるべきか迷うんですが…順番にAメロから見ていきましょう!
まず1Aが樹っていうだけで珍しいのですが、なぜそこだけそんなに低いんですか!?以前、声域調べたブログがあるのですが↓、その際のSixTONES最低音は北斗のmid1A(A2)だったんですよね(しかもハモリで)。
それが、今回のじゅったん、lowG(G2)です。声域更新!(もうさ、女性ファンに歌わす気ないでしょ、あなたたち。でもそこが好き。)その後メロディーを歌う慎太郎はオクターブ上なのになぜ冒頭だけこの高さなの…。
そして、その慎太郎の部分、Aメロ後半の上ハモは京本さんです。音源聞いてた時は前半が一部北斗ユニゾンなので、まさかこっちもほっくんか?と思っていたらきょもちゃんでしたね!というかこんな高音(オクターブ上)のハモリ入れるならむしろこっちの主旋律をオクターブ下にした方が良かったんじゃないですかね…?笑
そもそもこのAメロ部分、1番・2番で樹→慎太郎→髙地→北斗の順で歌うのですが、すべて出だしの歌詞は「まだ覚えてる」です。その歌詞通り、思い出を古い順に思い出していくような構成になっています。
1番の歌詞だけ見れば、引っ越し(同棲)を始めたころの楽しかった思い出が描かれていて、単純にまだハッピーエンドになるんだ、と言われても信じられる内容です。でも(事前にどんな曲か知ってるから&曲調もあるけれど)樹と慎太郎の切なさを含んだ歌い方によって、なんとなく、ああ悪い未来に向かってしまうんじゃないかな、と思わせられる出だしですね。
しかもこのAメロの一部は、それぞれ樹-髙地、慎太郎-北斗、髙地-慎太郎、北斗-樹&慎太郎のコンビ(京ジェのオクターブ上ハモ除く)になっています。曲自体が静かで落ち着いていて(バックで流れるギターの音もずっと同じリズムと旋律)、ともすると単調にもなりかねないAメロの一部を2人で担うことで、韻やリズム感を際立たせているのかな、と感じました。1A冒頭の樹のパートだけオクターブ低いのは、同じように単調になりすぎないようにする意図があるのかな~なんて。
組み合わせについても、個人的には声の質もしくは高さが似ている(≒親和性が高い)コンビを選んできたのではないでしょうか。しいて言えばほくじゅりだけが質も高さも違う(と私は感じてる)ので、だからこそユニゾンでなくハモリにしてきたのかなーなんて思ってみたり。(いやもちろん歌割りより先に曲があったと思うので、所詮私の勝手な後付けだとは思いますが)
また、このAメロの歌詞、本人たちの意見も取り入れたんじゃないかと思ってしまうくらい、それぞれの言葉のよう。樹のパートの「~とか」「~側」と分かりやすく韻を踏んでるところとか、北斗の緞帳や茶番といった言い回しとか。だからこそ、より臨場感というか、目の前に歌詞の情景が浮かぶような気がします。
落ちサビでまた4人が同じ順番でメロディーを歌い繋ぐんですよね。しかも、歌詞がAメロの歌詞とリンクしていて。部屋決めの話してた樹は、また今の部屋について。明日もまた明日も(思い出を)書き足していこうと言った慎太郎の言葉は、今は独り言になっていて。「もうやめませんか」のセリフは、「少しずつサヨナラ」になっていった。最後の北斗はAメロというよりは、サビの「君は...」に対しての「僕は...」になっています。しかも「今でも...」とみなまで言わない。PLAYLISTではここの北斗の歌い方や表情込みでとても良いと感じました。そこまでしっかり歌を演じられる北斗だからこそ、このパートをより引き立てることが出来ていると感じます。
そして、そこにジェシーの「忘れないで~」が来る。こういうの聴くと本っ当にジェシーってズルいなぁと思うのですが…。1Aはハモリも含めてジェシー以外の5人で構成されており、イントロを除きここまでジェシーは温存されていることになります。ジェシーが1Aを担当する曲が多いため、この歌割り自体が割と珍しいのですが、歌詞カードたった2行分でジェシーが全部持ってった。SixTONESのセンターはやはりジェシー。たとえ短くとも伝わるオーラと存在感。(舞台やドラマの冒頭に全然出てこなくて、別の人を主役だと思ってたら、2幕で出てきた瞬間「あ、主役貴方でしたね!」と思わせられるみたいな。)
そしてサビ!髙地優吾下ハモ!
初めて聞いたときに、オクターブ下北斗じゃない!とびっくりしたのですが(ほっくんの下ハモももちろん大好きですが、いろんな人のいろんなパートを聞きたいので、セオリーじゃないことをしてくるとテンションが上がります)、ゆごほくの下ハモは声質の差がはっきり感じられてめっちゃ好きです。もう何度も同じ話をしている気がしますが、ざっくり言うと、髙地の方が輪郭線が明確かつマット(ざらざら)な質感で、北斗の方が境界線が曖昧でクリア(さらさら)なイメージです。※詳細はNAVIGATORの歌割りブログを読んでください。
さて、こーちの話に戻りまして、1Aの樹がめっちゃ低いという話をしましたが、サビのオクターブ下ハモこーち、同じく最低音はlowGです。こちらも最低音更新!NAVIGATORの頃は出る雑誌出る雑誌で「低くてキツかった」みたいなこと言ってたのに…SixTONESの最低音タイですよ!?樹も(もちろんほっくんも)だけど、低いの出るって凄いんだからね!?高音と違っておいそれと声域広がるもんじゃないらしいよ!
次に2番、Aメロは先程触れたので省略しますが、「忘れないで~」今度は京本さんです。もうさ、主旋律少なかろうが何だろうが、たった2行で(以下略)。ちなみにラスサビは前半きょも、後半ジェシーと分担して歌ってますが、短くても重要なところはやはり我らがメインボーカル京ジェが担当しています!1番と同じ歌詞ですが、心の中で相手に懇願しているようなジェシーに比べて、きょもは正面切って頼んでいるような強さを感じる歌声で、この2人の歌声が聞き手に与える印象も比較出来て楽しいですね。
そして大サビ「Oh...」のところ! 慎太郎に始まり、→北斗→ジェシー・髙地(オクターブ下)→樹の順で増えていきます。
まず慎太郎。これも以前書いた気がしますが、慎太郎は1音目からはっきり発音してくれるので(アタックが明瞭)、1番手にふさわしいなと思います。そして慎太郎と親和性の高い北斗が入り、ゆごじぇで音域・音量ともに一気に広がり、最も埋もれにくい樹がラストに入る。※樹が埋もれにくい話はRosy歌割りブログ参照してください(大して触れてませんが…)。
ていうか、こーちさん、ここもオクターブ下ですか…。最初なんで3番目が2人なんだろうと思っていたら(すみません、音源聞いた時点では3番目が聞き取れず、消去法で3番目がゆごじぇだと判断してました。)、こーちゆーごオクターブ下じゃん!とびっくり。想像以上にこの曲ずっとこーちがオク下やってて驚きました。マジで下ハモ職人。
そして京本さんの「Ha...」。たっか。きょものファルセット最高音更新とはなりませんでしたが、ハモリやフェイクでなくこの高さ、本当にSixTONESはファンに歌わす気がないなあと思いました笑。だって、冒頭の樹lowGとこの最高音hiEて、2オクターブ半ぐらいあるんですよ。ハモリやフェイクを除けば、SixTONESの曲の中でもかなり音域の広い曲だと思います(過去イチかな~と思ってましたが、Rosyもめっちゃ広いんですよね。ちなみにRosyもきょもじゅりのせいです)。
ラスサビは、こーちオク下と京ジェ主旋律は先ほど触れた通りですが、ほっくん上ハモ!オクターブ下全部髙地がやってると思ってたら、まさかのほっくんオクターブ上!先ほどサビのオクターブ下ハモリで髙地が最低音更新したと書きましたが、今度は北斗がファルセット最高音(hiE)を更新してきました!
こんだけあっちこっちで音域更新されると、声域ブログも更新版を作らないとまずいかな…CITYできょもしんも更新してた気がするんだよな…。検討します。誰か手伝ってくれないかな笑
最後の「Cardboard love」は三和音かとも思いましたが(願望)、第3音がきこえないので、主旋律と上ハモの2種類だけかな~と思います。ていうか、直前までオクターブ下やってて、よく急に主旋律に戻ってこれますねこーちさん。PLAYLIST見ると、ジェシーはその前の主旋律「~待ってる」の余韻を感じてます(人や曲に関わらず直前のパートを担当している人は次のユニゾン部分冒頭を休んでいることが多いです)が、髙地はしっかり頭から歌ってますね(mid1Cからmid2Gまでオクターブ以上飛んでるんですけど…)。ファルセットから突如地声に帰ってくるほっくんもすごいんですけどね。つーか皆すげえ。
そして、1Aを担当していたしんじゅりが最後戻ってきます。この曲は先ほど触れたAメロと落ちサビの歌う順番もそうですが、かなり意図的に規則性を持たせた歌割りになっているように感じます。
その他、いつも通り不明な部分もありますので、以下にざっとまとめますと、
①2A後半の上ハモ→割とこの曲は規則的(1番・2番の構成が同じ、京ジェと北髙慎樹で歌う部分がパターン分けされてる)という点からこのような歌割りだと予想しています。
②2番サビ後半の上ハモ→①番同様の理由で1番ジェシー→2番きょもかな…。正直高すぎてわからん。
③サビ前半の上ハモ(Notオクターブ上、主に3度上)→じゅりっぽい(それかきょも)な気がします。これを画像に入れるか最後まで迷ったのですが…上ハモは確実に聞こえる&先ほどアップされたばっかりのメイキング動画で樹が上ハモと思しきメロディーを歌っていたので(姿映ってないけど声じゅりちゃんだよね?)、願望込みで入れちゃいました!
メイキングはこちら(該当部分は12:43頃~です)
正直わからないので違っておりましたらすみません!ライブで生で確認できた方、ぜひご連絡ください!
だいーぶ声域が前回調査時より1曲で更新されましたが…、ぜひ、この星のHIKARI(初期Ver.)の歌割り画像と比べてほしいんですよね。
真っ赤(正しくはピンクと赤)だったSixTONESの歌割りが、これだけ変わったのだと。以前から兆しはありましたがCITYから樹・髙地・慎太郎の進化が顕著になったと感じています。樹はラップだけでなく、メロディーやハモリ等が増えてオールラウンダー化し、慎太郎が歌唱力の向上により覚醒、髙地は職人化(想像以上にあっちこっちでしれっとハモリその他アドリブ等を担当)してる。当然、京ジェだって進化し続けているし、北斗は今回のように広い声域を活かして下ハモだけでなく上ハモを担当することも増えています。
歌割り(主旋律)の多い少ない、どちらが良い悪いという話ではなく、これが「挑戦し続ける」SixTONESの一つの到達点だなと。そうして6人が研鑽を積むことでよりSixTONESがその名の通りSixTONES(=6つの音色)になっているのだと確信しています。
そして、その到達点の一つであるこのGum Tapeが、6thシングルのカップリングだということにもエモさのようなものを感じてなりません。6を大切にしている6人だからこそ。
ちょっと最後しんみりしましたが、今もなおSixTONESはチャレンジをし続けていると思います。我らファンもしっかりとついて行き、時には背を押し、助けになる存在になれたらいいな。そのためにもこちらも研鑽(何の?)を続けていきたいと思います!