6つの音色

彼らの音楽が大好きだ

SixTONESの音楽的コンビ論

こんにちは。

ほっくん27歳の誕生日おめでとう!!(大遅刻…。すみません)

バニボトリオの誕生日ラッシュもラスト、ということで、わたしのSixTONESの歌声&コンビ論三部作もラスト!今回は、前回のブログをベースとして、SixTONESの全15コンビについて、思うことをつらつら書いていきたいと思います!

※前回のブログを読んでいないとなんのこっちゃになると思いますので、まだ読まれていない方は先に前回のブログを読むことをオススメします(ちゃっかり宣伝)

pfyukke.hatenadiary.com

 

読むのめんどくさいよって方のために、ざっくりおさらいしますと、SixTONESの歌声について考えた時、下記の3点で分類できると思います。

  • 声質:透明感あるクリアな声質orざらつきのあるマットな声質、マットはさらに柔らかい木や紙のようなざらざらと、金属のようなザラザラに分かれる
  • 高さ:音程や声域ではなく、聞き手に与える高さの印象
  • スタンス:歌声自体とは別に、歌い方やリズムの取り方等に影響するもので、邦楽(詞を重視、表拍・母音強め)or洋楽(音を重視、裏拍・子音強め)に分かれる

図にするとこう。(以下、仕分け図と呼びます)

バランスいいね!って話はもちろんありますが、この声やスタンスの違いがコンビになった時顕著に現れていて、私はそれが歌割りにも影響しているのではないかと考えています。ということで、今回は各コンビの特徴と合わせて、それが感じられる曲も紹介していきたいと思います!(紹介したい曲はいっぱいあるけど、キリがないので各コンビ2曲ずつ、敢えてユニット曲以外、です。)

 

では前置きはこのくらいにして本題に入りましょう!だいぶ長くなりましたので、目次を付けておきます。

 

ジェシー×京本大我(京ジェ)
  声質 高さ スタンス
ジェシー マット(木) 低(中)
きょも クリア

仕分け図を見ればわかりますが、対極。そもそも声自体が似ていないですし、育った環境(周りにあった音楽など)の影響もあり、スタンスもかなり違っているなと思います。それだけでなく、音の取り方や声の飛び方等、違いを探せばわらわら出てくるこの2人。詳しくは別途ブログを書いていますので、そちらをご覧ください。

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【音楽的コンビ論から見たオススメ曲】

  • 『この星のHIKARI』
    もう選べないくらいたくさんあるんですが…京ジェといったらやっぱりコレでしょう!というぐらい京ジェ無双な一曲。SixTONESの始まりの曲でもあり、京ジェのハーモニーもここから始まった(いやその前から2人で歌うことあったでしょ、という野暮なツッコミはご遠慮ください…「SixTONESの京ジェ」として、ね。)
  • 『オンガク』
    この星のHIKARIから始まった京ジェのストーリーはついにここまで来たよ!ということでこの曲をセレクト。SixTONESの物語はまだ続いてるけど、最新の京ジェをぜひ。

 

ジェシー×松村北斗(ほくじぇ)
  声質 高さ スタンス
ジェシー マット(木) 低(中)
北斗 クリア

こちらも京ジェ同様共通点は少ない二人。声の高さでは同じ「低」に分類されますが、ほぼ「中」なジェシーとではそれほど近くはありません。ゼロではないですが、ほぼ全編通して北斗が下ハモをやっている曲以外で、この2人が一緒に歌っているイメージは少ないと思います。

【音楽的コンビ論から見たオススメ曲】

  • 『Telephone』
    ほくじぇと言ったらやはりこの曲!背中合わせの振り付けも相まって強く印象に残っています。デビュー以降、北斗が下ハモを担うことが増えた、というのも理由の一つですが、共通点の少なさにも、ユニゾンよりハモリが多い理由が隠されているように思います。本当は『Amazing!!!!!!』とも迷ったのですが、一応音源化されてる曲を優先しました。
  • 『Coffee & Cream』
    1曲でジェシー主旋律+北斗下ハモと、北斗主旋律+ジェシー上ハモの両方が楽しめる曲です!しかも1曲を通じてジェシーの上ハモ&北斗の下ハモがたくさん出てくる(北斗に至ってはほぼ全部下ハモ)ので、いろんなコンビを聴くことができます。

 

ジェシー×髙地優吾(ゆごじぇ)
  声質 高さ スタンス
ジェシー マット(木) 低(中)
こーち マット(木)

声質が柔らかいざらつきのあるマット(木)同士。2人が歌うと非常に柔らかい雰囲気になります。ただ高さやスタンスに共通点がないため、このコンビで歌う曲はあまり多くない印象。ユニゾンよりもハモリの方が多いですね。

【音楽的コンビ論から見たオススメ曲】

  • 『Strawberry Breakfast』
    2人で歌っている部分は非常に短い(「混ざり合うたびSweet…」のところ)のですが、この2人が醸し出す柔らかい雰囲気がよくわかるフレーズです。
  • 『僕が僕じゃないみたいだ Dramatic Rearrange』
    2番の「柄にもないこと考えてる」がゆごじぇハモリ。通常の僕僕でもいいのですが、Rearrageの方が伴奏の音数が少ないのでハモリを聞きやすいのと、曲調的に柔らかい雰囲気の方がこのコンビが引き立つので、こちらを選びました(私がRearrage版の方が好きっていうのもある)。あとは、『Everlasting』のゆごじぇハモリもめっちゃ優しい。

 

ジェシー×森本慎太郎(末ズ)
  声質 高さ スタンス
ジェシー マット(木) 低(中)
慎太郎 クリア

声としては質も高さも共通点がないですが、スタンスが同じこの2人。先日のCITYのユニット曲の歌割りブログでも書きましたが、そんなスタンスやリズム感を活かしたのがLOUDER。ただ、ジェシーの声質(柔らかいマット)自体が他の人の声と馴染みやすいからか、探してみたら意外とこのコンビが出てくる曲があってびっくり!この2人が合わさると少し異国情緒感が出る気がします。

【音楽的コンビ論から見たオススメ曲】

  • 『Make Up』
    末ズのハモリと言えばこの曲!聞いただけでは全くわからなくて、少クラで見てびっくりしたのを覚えています。慎太郎が下(低い方)っていうのが、さらにクるんですよね。
  • 『So Addicted』
    Special OrderやらMake Upやらで下ハモ慎太郎だ!と騒いでいたのに…3rdシングルで既に慎太郎下ハモあった件。樹のラップのイメージが強すぎてつい気づかずに通り過ぎがちでしたが、「I just wanna~」がしっかり末ズのハモリ(ジェシー主旋律+慎太郎下ハモ)です!

 

ジェシー×田中樹(J2)
  声質 高さ スタンス
ジェシー マット(木) 低(中低)
マット(金)

マット同士ですが、木や紙といった柔らかい声質のジェシーに比べ、樹は金属のイメージで、基本的には声の親和性がめちゃくちゃ高いわけではありません。しかし、ジェシー自身がカメレオン(曲によって歌い方や発声を変えることで、印象をガラッと変える)タイプなので、曲調によっては樹に近づく&洋楽スタンスでは一致する2人。ですので、オラオラ(がなり)系やラップであればかなり親和性が高くなります。逆に言えば、バラード系で一緒に歌っているのをほとんど見ません。

【音楽的コンビ論から見たオススメ曲】

  • Waves Crash』
    冒頭からJ2が大活躍してますが、Aメロは樹、2サビの後再びイントロが戻ってくる部分はジェシーと、それこそリズム感が非常に重要になりそうなパートはこの2人が担ってます(ジェシーの「To the left, To the right」がめっちゃ好き)。
  • 『S.I.X』
    J2の掛け合いから始まるこの曲もオススメ。『Telephone』や『RAM-PAM-PAM』の2人の掛け合いもいいですよね!やはり一緒に歌うより、掛け合いのイメージが強いコンビ。こういう所謂ザ・SixTONESなイメージの曲はJ2が大活躍ですよね!

 

京本大我×松村北斗(きょもほく)
  声質 高さ スタンス
きょも クリア
北斗 クリア

高さ以外全て一致、というか似すぎ。昔(デビュー頃まで)はここまで似ていなかったと思うのですが、北斗の歌い方や発声の変化でより近づいていると思います。単純にボイトレ等で腹式の発声になったこと、デビュー以降、下ハモが増えたことにより喉を開いて歌うようになったことが要因でしょうか。結果、特に低音域で似ていると思います(きょもが低音域だと、より似る気がする。逆に高音は低音ほど似ていない。※あくまできょもの低音域なので、北斗にとっては中音域)。なので頻出するコンビですね。声の親和性はもちろんですが、きょもは上ハモが多いし北斗は下ハモが多いので、オクターブユニゾンも多い印象です。

【音楽的コンビ論から見たオススメ曲】

  • 『NEW ERA』
    正直、このコンビ多すぎて非常に迷ったのですが、きょも主旋律+北斗下ハモと、北斗主旋律+きょも上ハモの両方が聞けるこの曲をセレクト。どちらのハモリも素敵です。
  • 『ST』
    2人揃ってほぼハモリに徹してるこの曲。前半からきょもほくハモリありますし、何ならサビだって、上下ハモリはきょもほくです。でもやっぱり「高らかに誓うmade up my mind」がいい!
    ちなみに、このコンビですらないのですが…何度聞いても私には『With The Flow』の下ハモが北斗に聞こえてならない…(きょもの低音域似すぎだって…)。

 

京本大我×髙地優吾(きょもゆご)
  声質 高さ スタンス
きょも クリア
こーち マット(木)

仕分け図を見てもらうとわかるのですが、6人の中で唯一高さが一致している2人。それゆえか、声質は違う割に似ているな、と感じる時が多いんですよね。でも、昔はそんなに似ていなかった=北斗同様こーちの発声方法の変化によるものかなあと思います。(ていうか、同じ先生の指導受けてたりしない?笑)実際、この2人が似てると思うのは、こーちの声をきょもだと感じることがほとんどで、きょもの声を聴いてこーちっぽい、と感じるのは稀(きょもが曲によって歌い方を変えまくっていることも要因の一つかも)。似てきているからか、最近ユニゾンやハモリが増えている気がします(未検証)。

【音楽的コンビ論から見たオススメ曲】

  • 『僕が僕じゃないみたいだ』
    声自体は高いですし、見た目やキャラクターも相まって可愛らしい印象の2人なのですが…どちらも語気強め(声の直進する力が強い)なので、力強く感じることも多いです。この曲のサビのハモリもまさにそう。先程挙げたゆごじぇパートと比べてもかなり違って面白いですね!
  • 『Takes Two』
    2番の「どんなTime line~」からのこーち主旋律+きょも上ハモも好きです。こーちのハモリになると、きょもがしっかり主張してくる笑(だから『共鳴』の「帳を捨て去って」みたいに、どっちが主旋律でどっちがハモリかわからなくなる問題が起きる組み合わせでもある)。1番と2番で主旋律とハモリのコンビが違うので、聞き比べても面白い1曲ですね。

 

京本大我×森本慎太郎(きょもしん)
  声質 高さ スタンス
きょも クリア
慎太郎 クリア

クリア×高音同士!マジで透明感強すぎて、このコンビで歌うとまるでガラス細工のよう。強いて違いを挙げるなら、きょもの方が声(音)の進みが鋭く速く、慎太郎の方が太く音量も大きいイメージ。楽器で言うなら、きょもがトランペット、慎太郎がトロンボーン(音の高さは無視)みたいな感じです。もともと慎太郎が主旋律・きょもが上ハモ、という曲がたくさんありましたが、最近ではついに慎太郎がハモリになることが出てきましたね!

【音楽的コンビ論から見たオススメ曲】

  • 『Call me』
    大サビ「All my love~」のフレーズが素敵。ハモリの旋律自体が好きなのですが、きょもしんハモリの中でも特に透明感を感じられて好きですね!
  • 『わたし』
    慎太郎の高音上ハモにやられたファン多数のこの曲。やっぱりこれは外せませんね!慎太郎が上ハモ(ファルセット)に行くと、さらに透明感が増す気がします。ハモリだけでなく、ユニゾンも聞けるのもオススメポイントの一つ。ちなみに『Telephone』の「Coming together, Coming together」のきょもしんハモリも良き。

 

京本大我×田中樹(きょもじゅり)
  声質 高さ スタンス
きょも クリア
マット(金)

声質も高さもスタンスも真逆な、共通点ゼロのコンビ。なのにファルセットになると近づく不思議。だからか、ユニゾンほとんどない割にハモリはめっちゃ多いです。以前の声域調査ブログで何曲か挙げましたので良ければそちらもご覧ください。あとは、ユニゾンやハモリではなく、ラップとメロディーとして掛け合いを魅せる曲(大体大サビ)も多いと思います(『マスカラ』や『Fast Lane』など)。似てないからこそ引き立つ歌割りですね!

【音楽的コンビ論から見たオススメ曲】

  • 『Cassette Tape』
    樹が上ハモパターン「Wish I could~」と下ハモパターン「But it's much too late」の両方が聞けるこの曲。上下入れ替わった場合の違いの聞き比べができて楽しい一曲です。
  • 『光る、兆し』
    本当は声域調査ブログで挙げていない曲にしようと思っていたのですが、やはりこれは外せない!『この星のHIKARI』が京ジェの始まりの曲なら、きょもじゅりの始まりは『光る、兆し』。出典忘れましたが、何かで樹がこの上ハモめっちゃキツかったと話しているのを聞いて、さらにきょもじゅりの印象が強くなりました。
松村北斗×髙地優吾(ゆごほく)
  声質 高さ スタンス
北斗 クリア
こーち マット(木)

声質と高さが違うので、基本似ていないこの二人。以前のNAVIGATORの歌割りブログにも書きましたが、クリアな北斗とマットな髙地では同じ下ハモでもかなり印象が違います。ただ、スタンスが同じで、6人の中ではかなり「詞」を重視する二人。だからこそ、短くても重要なフレーズを2人が歌っていることが多いように感じます。

【音楽的コンビ論から見たオススメ曲】

  • 『マスカラ』
    大サビ最後のラスサビに向けた「転調」という重要なパート、しかも曲中非常に重要な詞である「”あの頃の二人のまま”」(歌詞に” ”までついてますからね…)を担当。これぞゆごほくの醍醐味。
  • 『NEW WORLD』
    マスカラと選曲理由は同じです。めっちゃ短いですが、「僕らだけ」という曲の構成的にも、歌詞の意味的にも非常に重要と思われるパートを2人で歌っています(わざわざここだけハモリを入れているのには理由があると思う)。振り付けも背中合わせで、歌詞も相まってSixTONES6人はもちろんですが、ゆごほく2人の歴史につい想いを馳せてしまいますね…。ちなみに、『Call me』大サビの2人の掛け合いも好きなのですが、ハモリやユンゾンではないので今回はこの2曲を選びました。

 

松村北斗×森本慎太郎(ほくしん)
  声質 高さ スタンス
北斗 クリア
慎太郎 クリア

クリア同士なため、高低差はありますが親和性の高いコンビだと思います。あえて声質の違いを挙げるなら、慎太郎の方が芯が太く、北斗の方が細いイメージ。低音域だとまた違ってきますが、中~高音域を歌った際には、線の太さに違いがあるな、と感じます。逆に言えばそれ以外にあまり差がないので、ユニゾンがきれいな印象。きょもほく程は似ていないので、それぞれの声がしっかり聞こえつつ、お互い邪魔しない寄り添うようなユニゾンですね。

【音楽的コンビ論から見たオススメ曲】

  • 『フィギュア』
    「途切れ途切れタクシー」の部分、めっっっちゃきれいなユニゾン!!この2人のユニゾン本当に好きです。もっと増えてほしいな…。
  • 『Gum Tape』
    共鳴とも迷ったのですが…やっぱりこの曲は外せない!Aメロは1番と2番でいろんな組み合わせ(ゆごじゅり・ほくしん・ゆごしん・ほくじゅりetc...)が聞けるのですが、ほくしんだけ1番と2番両方に出てくるんですよね!それだけ親和性の高いコンビだという証拠ではないでしょうか。

 

松村北斗×田中樹(ほくじゅり)
  声質 高さ スタンス
北斗 クリア
マット(金)

高さは同じ「低」とは言え、クリアとマット(金属)という親和性のない声質同士で、スタンスも異なる2人。一緒に歌うパートが少ないが故にイヤモニ(のチャンネル)が一緒だった、という話も納得できますね(@TVfan)。前回のブログで『BE CRAZY』の話をしましたが、この2人がユニゾンで歌うと圧倒的に低く感じます(ジェシーががなりモードに入ってるときはもっと低かったりするけど)。

【音楽的コンビ論から見たオススメ曲】

  • 『Gum Tape』
    Gum Tapeの歌割りブログでも書きましたが、Aメロの中でこのコンビだけユニゾンじゃない(京ジェの上ハモ除く)。先ほど触れた2度もユニゾンが出てくるほくしんに対して、ハモリのほくじゅり。声質等の親和性がこのあたりに表れている気がします。『Dawn』の「Gotta spread~」のほくじゅりハモリもいいですね!
  • 『Curtain Call』
    あまり同じパートを歌わない、という2人のユニゾンが聞ける曲!少ないとはいえ、デビュー前は京ジェ・ゆごしん・ほくじゅりの組み合わせが結構あったように思います(歌割り的シンメのイメージ)。なので、『BE CRAZY』や『Amazing!!!!!!』でもこのコンビのユニゾンが聞けますね。

 

髙地優吾×森本慎太郎(ゆごしん)
  声質 高さ スタンス
こーち マット(木)
慎太郎 クリア

高さが近く、声質はクリアとマットだけれど、柔らかいマットなので、樹に比べて親和性は高い(そもそもマット(木)はクリアやマット(金)に比べて誰とでも馴染みやすい傾向)。ただそれ以上に、この2人は親和性が高いと感じますし、実際ユニゾンもハモリも多い。個人的には「カジュアル」2人だと思っているのですが(ちなみにきょもほくが「フォーマル」のイメージ。イメコンに引っ張られてる気もする…)、はっきりとした理由がまだ言語化できていません…。誰か解説してくれ。

【音楽的コンビ論から見たオススメ曲】

  • 『BE CRAZY』
    『この星のHIKARI』でも良かったのですが、京ジェで挙げたので、ゆごしんはこちらを。どちらにしても結成当初からユニゾンが多い2人ですよ!ってことです。きょもほく同様、選びきれないほど頻出のコンビ。いつかこの2人の親和性についてブログ書きたい…。
  • 『Special Order』
    ニゾンもめちゃめちゃきれいなのですが、最近は2人ともハモリを担当することも増えてます。この曲はオクターブユニゾンで、当時まさか下(低い方)が慎太郎だと思わなくて、ものすごく驚きました。1番の同じパートをきょもほくが歌っているので、聞き比べても面白いですね!どちらも非常に親和性が高いコンビだと思います。

 

髙地優吾×田中樹(ゆごじゅり)
  声質 高さ スタンス
こーち マット(木)
マット(金)

マット同士ですが、柔らかい木と硬い金属のイメージなので、あまり親和性は高くありません。一緒に歌うと樹の主張が強い笑。私はこのコンビが一緒に歌うと、エキゾチックな雰囲気になると感じてます(完全5度感というか、中国〇千年の歴史感が醸し出される。一応、簡単に解説すると、完全5度とは半音7個分離れた和音のことで、例えばドとソ(ド♯・レ・レ#・ミ・ファ・ファ♯・ソの7個分離れてる)。この和音を連続すると、中国〇千年っぽい音楽になります。詳細は「完全5度 中国」とかでググってください)。他のコンビではあまり醸し出せない雰囲気なので、曲中のアクセントになる組み合わせだと思います。

【音楽的コンビ論から見たオススメ曲】

  • 『共鳴』
    1サビとラスサビもあるんですが、何より「轍を作れ」が大好き!主旋律こーちを越えていく樹のハモリ自体が好きなのですが、この2人にしか出せないハーモニーでより印象が強くなっています。
  • 『Gum Tape』
    この曲はコンビの見どころ(聴き所)がめちゃめちゃ多いんですが、1Aのこのコンビも好きです!エキゾチックな雰囲気がめっちゃ良い。2Aのゆごしんと比べても独特な雰囲気でクセになりますね!

 

森本慎太郎×田中樹(しんじゅり)
  声質 高さ スタンス
慎太郎 クリア
マット(金)

声自体(声質&高さ)では共通点はないものの、スタンスが同じ。ユニゾンで歌うこともありますが、J2同様、掛け合いのように交互に歌うことが多い2人かなと思います。特にリズム感が強い2人であり、だからこそラップパートを2人で担うことが増えているのではないでしょうか。声質の違いが、逆にラップパートに広がりを持たせているように感じます。

【音楽的コンビ論から見たオススメ曲】

  • 『WHIP THAT』
    詳しい説明は不要だと思いますが、ラップパートはこの2人だからこそのテンポ感の良い掛け合いになっていると思います。ライブ音源ver.はさらに楽しいですよね!
  • 『Dawn』
    大サビを担当するのがこのコンビ!曲調等もありますが、リズム感が良いしんじゅりが大サビを歌うことで、ラスサビに向けて加速していく感じがして好きです。

 

1曲でいろんなコンビを聞きたい方へ

もっといろんなコンビを聞き比べたい!という方にオススメの、1曲で様々なコンビのユニゾン&ハモリが聞ける曲を挙げたいと思います!

  • 『Rosy』
    ハモリはほとんどありませんが、1曲で15コンビ中12コンビのユニゾンを聞くことができます!いろんな組み合わせを聞き比べ出来るのが楽しいですね!惜しむらくはスピードが速すぎて、嚙み締める前に次のコンビへ歌割りが変わってしまうこと…。
  • 『うやむや』
    こちらもユニゾンが楽しめる1曲!Rosyでは聞けないゆごじぇ・末ズ・しんじゅりも出てきます(ゆごじぇ一文字だけだけど…笑)。公式から歌割りも出てるので、一緒に見ても楽しいですね!
  • 『Gum Tape』
    コンビ別のオススメ曲でも何度か挙げてしまったくらい(一応、極力被らないように選曲してました)、コンビを楽しむには最適な曲。しかも曲自体が静かなので、ハーモニーをしっかり聞くことができるのがいいですね!
  • 『Your Best Day』
    意外と複雑な歌割りになっているこの曲。私もまだ検証しきれてないので、はっきりここがこのコンビ!とは言えないのですが、コンビが(トリオも?)大量発生している模様。
  • 『オンガク』
    「音楽」をタイトルに掲げているだけあって、美しいハーモニーがたくさん聞けるこの曲。ハモリもかなり多く、コンビの観点からも楽しめますね!

 

 

最後に、◎〇声自体がそもそも似てる(=分類上近い)コンビ、△声は似てないけどスタンスが同じコンビ、X共通点がない(少ない)コンビ、に分けるとするなら↓の通り。
◎:きょもほく
〇:ゆごじぇきょもゆごきょもしんほくしんゆごしん
△:J2、ゆごほくしんじゅり
X:ジェほくじぇきょもじゅりほくじゅりゆごじゅり

これを見ると、似てないコンビが少なく、いろんな人と人の間を取り持つことが出来るのが髙地と慎太郎だとわかります。理由は様々あるでしょうが、この親和性の高さがこの2人が主旋律(ユニゾン)にいることが多い理由の一つだと思います。

 

 

共通点が多いコンビも少ないコンビも、それぞれの良さが合って、それらを活かした歌割りになっていると思います!最近では本当に全員がハモリやフェイク等を入れるようになってきたので、歌割りもさらに複雑に、コンビの活かし方も多様になってきていると思います。これから先、もっといろんな歌割りが出てくると思うととても楽しみですね!

 

 

ほっくん、改めてお誕生日おめでとう!
あまりの忙しさに心配になる時もあるけど、27歳も26歳同様、いやそれ以上に活躍されることを願っております!