6つの音色

彼らの音楽が大好きだ

ふたり歌割り考察

こんにちは

3rdアルバム「声」の発売やら「慣声の法則」やら、既にわくわくドキドキが止まらない状況ですが、次のアルバムが出る前に先日発売された「Good Luck!」&「ふたり」の歌割り考察を書いておかなければ、ということで今回は「ふたり」について考察していきたいと思います!(忙しさにかまけてブログもTwitterも放置気味ですみません…ちなみに「慣声の法則」は見事に全滅しました…)

 

では、まずはこちらを。


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なにがびっくりって、これフルなんですよね。MVはフルじゃないんですが、歌としてはフルバージョン。雑誌のきょものインタビューで、この曲はワンハーフみたいな構成、と言っているのを見てまさか…?とは思いましたが、本当にフルだった!出血大サービス(死語?)!SONYさん太っ腹!!

 

では、歌割りを見ていきましょう!

※『ふたり』YUUKI SANO、Haruka Yanagawa作詞・作曲 / Naoki Itai編曲
蛍光ペンっぽい太めのラインが主旋律(色はメンカラ、全員部分は色なし)、マジックペンぽい細めのラインがハモリ(文字の上なら上ハモ、下なら下ハモ)
※紫のラインは、京ジェ以外の4人(北斗・髙地・慎太郎・樹)のユニゾン

 

まず、歌割り関係ないですがこれだけはとりあえず言わせてほしい。バラードのジェシーはヤバい!ズルい!他の曲でそんな歌い方してなかったじゃん…!

あと、慎太郎のファルセットの美しさ(大サビの「ほら~」と「そばに~」のところ)。これまでSixTONESの美ファルセットと言えば私の中でジェシーだったんですが、ここへきて慎太郎が躍進してきました!!慎太郎のソロってここだけなんですが、ここが良すぎてこの曲の慎太郎の印象かなり強い…。そもそも、しんじゅりの「止まない~」やゆごほくの「儚い~」とか、「ふたり」は全メンバーのファルセットを聞くことができます。(「ふたり」に限らず今回のシングル収録曲はファルセットが良い!と感じているのですが、詳しくはまたの機会に。)

また、初めてこの曲を聞いたとき、すごく奥行きや深みを感じるな~と思ったんですよね。最初は北斗が下ハモで深みを足してるのかと思ったのですが、ちゃんと聞いたらユニゾンの中で北斗の声質が活かされてるんだと気付かされました。すずめの戸締まりで新海監督から”美しい声”と評された深みのある北斗の声がこの曲中でもすごくよく生きていて、曲を引き立てていると思います。

ちなみに、曲によって全員ユニゾンでもこの人の声良く聞こえるな~というのがあるんですが、なぜなんでしょう?(Feel da CITYのImitation Rainのサビは髙地の声がとてもよく聞こえて印象に残ってます)声質や声量の問題なのか、ミキサーさん?が調整してこの曲はこの人が聞こえるといいな~ってことなのか…。どなたか詳しい方いらっしゃいましたら是非教えてください!

 

さて歌割りの話をしますと(本題)、画像の通り、出だしやサビの最後、ラスサビ前半など、要所要所を京ジェが担っており、メインボーカル=京ジェを表に出した、原点回帰のような歌割りに感じました。「孤独を~」からの3×3部分も、(樹・髙地+ジェシー)×(北斗・慎太郎+きょも)の構成で、上ハモを担当するのは京ジェ。それもあってか、久々に紫ペン(北斗・髙地・慎太郎・樹のユニゾン)の出番となりました。このブログではEverlasting以来(といってもWooのとこだけ)、表題曲では初だと思います。3×3のうち1人はハモリ、という構成もNAVIGATOR(NAVIGATORはゆごほくの下ハモだけど)を彷彿とさせて、少し懐かしい感じもしますね。

でも、樹の下ハモが入ってたり、慎太郎のファルセットが効いてたりと、原点に立ち返っているだけじゃなくて。

オンガクの歌割りの際にも似たようなことを書きましたが、6thシングルを一つの通過点として、7thシングル以降は歌割り面でも新たなチャレンジというか、方向性に舵を切ろうとしているんじゃないかな~と感じています。もちろん原点やこれまでの経験を踏まえた上で。
ちなみに、樹の下ハモは「注いでいこう」だけかと思ったら「あなたに」もでした。音程とりにくそ~。

 

構成の話をしますと、前半で触れたように、ワンハーフのような構成です。きょもの言葉を借りると、2番があるようでないような構成。2番が大サビ(所謂Dメロ)になってると言ったらいいんでしょうか。そしてそのままラスサビを迎えます。この曲はサビが2段構成みたいになってて長いのも特徴ですね。ラスサビの前半(ジェシーソロ部分)はラジオボイスになっていて、落ちサビの役割(=ラスサビ前の音量を落としたサビ)を担うことで、その後のきょもの「呼んでくれたね」からダイナミックさを与える構成になっています。

 

 

そして何より京本大我の音楽に対する姿勢

「ふたり」はきょもの主演ドラマ「束の間の一花」の主題歌ですが、歌いだしはジェシー。その曲に関連したメンバーが歌いだしやソロを担当するのはジャニーズあるあるなのかなーと思ってましたが、きょもの方から歌いだしを自分にしなくていいとの話をスタッフさんにしたと雑誌で知り、きょもへの信頼感が増してます。もしかしたらSONYさんをはじめとするSixTONESの音楽に関わる方は、きょもに言われるまでもなくそのつもりだったのかも知れませんが、改めてきょもの楽曲に対する姿勢を知れてとても良いインタビューでした。

まだ読んでない方、ぜひ10月発売のSongs magazine読んでほしい!ネタバレになるからこれ以上書きませんが、ふたりの裏話?的な内容もあってオススメです!SixTONESの音楽に対する真摯な姿勢はファンにもかなり理解されている(というかそれを良いと感じているファンが多い)と思いますが、それでも”なぜ歌いだしがきょもじゃないのか”という声が一定数出てくることを想定してのこの発言なのではないかな、と思いました。深読みしすぎかもしれませんが。)

以前にも似たようなことを書いたかもしれませんが、SixTONESが音楽を極めていく上で、きょもの存在は技術面でも精神面でもとても安心感・信頼感があるなと感じています。

「ふたり」に関しても、歌いだしは違うとはいえ、それでもさすがに主演ドラマの主題歌だし、サビの上ハモは別の人(もしくは音源に入ってるだけ)と思ってました(だからこそ誰だかわからなくてブログが書けなかった)。そしたら、先日のSixTONES公式の”ボーカルが抜ける不具合”できょもが上ハモだと判明。こちらが思っている以上に、本当に音楽を最優先に考えているんだな~と嬉しくなりました。

そんな音楽を大切にしているSixTONESだからこそ、「ふたり」はもちろん、どの曲も本当に素敵ですよね。

 

 

さあて、いつまでもツアー全滅に落ち込んでいてもしょうがないので、8thシングルを楽しみつつ、3rdアルバム発売に向けて気分を高めていきたいな~と思います!

復活当選祈る!!!!!!