6つの音色

彼らの音楽が大好きだ

SixTONESの”声”について考えてみた

 

こんにちは。

 

こーち29歳の誕生日おめでとう!!さらに本人もやりたがっていた舞台への出演決定!重ねておめでとうございます!ついにSixTONESの最年長が20代最後の年となりました。にもかかわらず、年年若返っているのは気のせいか…?

 

またしてもHBD企画を何にするか迷いに迷って、「声」というタイトルのアルバムも発売されたことだし、以前の歌声分析ブログに書ききれなかったこともあったし…。ということで、一旦現段階でのSixTONESの”声”についてまとめてみようと思います!紛らわしいタイトルですが、3rdアルバム「声」の考察ではないのでご注意ください。

 

とはいえ、何か指標がないと書きにくい…ので、今回は6人の歌声=6つの音色をそれぞれ漢字一文字で表し、それに絡めて各メンバーの歌声の特徴について纏めて行きます。(新年ならともかく3月にやる企画か…?)

まあ、一度こういう図?を作ってTwitterに載せたかった、というのもありまして。SixTONESの歌声を布教する際にでも使って頂けたら幸いです。(但し、画像の無断転載はお控えください。個人で楽しむ場合やブログごと引用頂く場合、出典を掲載頂く場合はOKです)

つらつら書きましたが、ようは今の私が6人の声に対して思ってることを思うままに吐き出しますよ~ということです。私自身、楽器経験はあるとはいえ、歌に関しては完全にド素人です。内容の正否はわかりませんし、完全に的外れなことを書いている可能性もあります。それでもいいよ!というお優しい方だけ読んでいただけましたら幸いです。

なお、京ジェは以前別途ブログを書いていることもあり、他4人に比べて文量が少ないと思いますがご了承ください。以前のブログが気になる方は↓からどうぞ。

pfyukke.hatenadiary.com

 

まずは目次を付けておきますね。

 

 

ジェシー

ジェシーは漢字一文字で表すなら「包」。過去のブログでもたびたび書いていますが、包み込むような優しい声がジェシーの特徴の一つです。暖とか慈とか穏とかも候補に合ったんですが、曲調によっては全然穏やかじゃない歌い方の時もあるので除外。曲によって全然違った印象を与えるカメレオン具合からは「変」とも迷ったのですが、どんな曲調・歌い方でもジェシーに共通しているのは常に周囲を包み・巻き込んでいること、ということでこの漢字を選びました。

歌い方はカメレオンだし、メロもラップもハモリもフェイクも、日本語詞も英語詞も操れるジェシー。歌の技術は言わずもがな、加えてセンスもハイレベル。でもSixTONESの歌においてジェシーが絶対的な主役か、というとそうでもなくて。あくまで主体は音楽であり、ジェシーから湧き出た音がメンバー5人と聴衆、さらには空間をも包み込み、「SixTONESの音楽」を形作っているように感じます。

SixTONESの音楽の核でありながらも、決して独りよがりにはならない。こんなセンターが居るんだから、SixTONESの音楽は最強に決まってますよね。

 

京本大我

6人のうち一番最初に漢字が決まったのがきょも。芯のある美しい歌声を表すにはこれしかないでしょう!ということで「凛」。きょもの歌唱力については今更書く必要もないと思いますし、歌声や歌い方等の特徴についてはジェシー同様以前のブログで書いているので今回は省略したいと思います。

一つ、これまではっきり書いてこなかった特長を挙げると(似たようなことは過去にも書いていると思いますが)、きょもはSixTONESの中で一番声(歌)に感情が乗っているな、と思います。もちろん他のメンバーだって感情込めて歌っていると思いますが、きょもが一番強く感じるんですよね。曲によって歌い方を変えているから、という理由もあるのでしょうが、歌でストーリーを伝えるミュージカルで鍛えられたからかな、と。

それに加えて、きょもは歌を通して「伝える」ことを誰よりも意識しているんじゃないかな、と思います。だからこそ、根底にある想いが伝わり、胸を打つ歌声になるのではないでしょうか。

 

 

松村北斗

以前、3つの指標から6人の歌声を分類したのですが(詳細は↓ブログ参照)、

pfyukke.hatenadiary.com

実は他にも考えていた分析指標がいくつかありました。上手く言語化できなかったり、全員を分類できなかったりして掲載を諦めたんですが、その一つに、エネルギーの高低があります(ジェシーが曲によって変動しすぎて区分を諦めた笑)。
その中で圧倒的にエネルギーが低いのが北斗だと感じていて。エネルギーが低い、と書くとあまり良い印象じゃないかもしれませんが、北斗本人のイメージにも通じるような落ち着いたイメージです。他の表現をすると熱⇔冷や、動⇔静とも言えますね。

より具体的にイメージすると、深海の底や真っ暗な夜のような、静かで落ち着いた少し物寂しさも感じる印象です。本人同様、奥には熱を秘めているのでしょうが、北斗の声を聞いた時にはエネルギーの低さを感じます。(ちなみに高→低の順で、慎太郎きょも髙地北斗、のイメージ。ジェシーは先ほど書いた通り曲によってあっちこっち飛んでいくので判断不能。だってLOUDERのジェシーとふたりのジェシーは絶対同じ区分にならない)

そしてもう一つ「深さ」。「静」とかなり同義な部分もあるのですが、深海や暗闇は静けさだけじゃなく、底の見えない深さのようなものも感じます。この計り知れない「深さ」も北斗の特長の一つだと思っています。奥に秘めた熱があるのでは?と感じるのはこの「深さ」にも起因しているのではないでしょうか。特に「ふたり」ではこの北斗の声の深さがとても良い役割を果たしていますよね。

私はこの要素が、下ハモにとても向いているとも思っています。単純に北斗が低音が出せる、というのも間違いない理由の一つではあるのですが、落ち着いた深みのある声がSixTONESの音色に奥行きと安定感を産み出しています。

また、過去のブログで何度もきょもほくは似てる!と書きましたが、この点においては似ていません。声質自体は似てるけど、与える印象は全く違うというか。動・熱・強さを感じるきょもに比べて、静・冷・深さを感じる北斗。似てるのに似てない、というのは本当に面白いな、と2人の声を聞くたびに思います。

そして深みや静けさと同時に切なさや寂しさの印象も与える、なので北斗の漢字は「儚」にしました。本人の好みや戦略(アイドルとしての魅せ方)もあるかもしれませんが、北斗が歌いだしを担当する曲(Curtain Call、僕が僕じゃないみたいだ、わたし等)や北斗のユニット曲(ってあなた、真っ赤な嘘、愛という名のベール)はいずれも寂しさや物悲しさを含んだ曲ですよね。

 

髙地優吾

以前の音楽的コンビ論のブログでも書きましたが、ゆごしんSixTONESの中では他のメンバーとの親和性(共通点)が多く、調和しやすい声質といえます。詳細はこちらのブログ↓をご覧ください。

pfyukke.hatenadiary.com

親和性の観点として、声質(クリアorマット)・高さ(高or低)・スタンス(邦or洋)の3つを上げていますが、単純な声だけの調和だけで考えれば、重要なのは声質と高さの2つ。SixTONES内のコンビをこの視点から見ると、こーちは慎太郎以上にSixTONESの他のメンバーとの親和性が高いんです。(補足しますと、こーちは樹以外全員と声質もしくは高さが似ている=親和性が高いですが、慎太郎は樹・ジェシーの2人と声質・高さいずれも共通点がない=親和性が低いんです。ちょっとここでイチから説明するのは難しいので、上記に貼ったブログを読んでいただけますと幸いです。要は、SixTONES内の”声”だけ見た際には、こーちが一番他のメンバーとの共通点が多いよ!ってことです。)
だからこそ、こーちはユニゾンの中にしっかり入ってメンバー同士をつなぐ役割を担っていると思います。

さらにその親しみやすい声質は、ぱっと見(聞)ゴリゴリでとっつきにくいSixTONESの中で、SixTONESと聴衆である私たちをつなぐ役目を果たしているのかな、と思います。もちろん曲調にもよりますが、髙地の声はすぐ傍で歌っているような、そんな温かみを感じるんですよね。

この親しみやすさと誰かと誰かをつなぐ役割を表したくて「親」の漢字にしました。そして、それはこーち本人のキャラクターとも合致するな、と。(結とか繋とかも迷ったんですが、ダディだし!ってことで親に笑)

声質や声の高さ以外の観点で見ると、エネルギーとしては「静」なのに「強さ」を感じます。先程、きょもほくは似てるけど似てない、と書きましたが、そういった点でこーちはきょもとも北斗とも共通する部分がありますね。エネルギーが低(=静)な点では北斗と似ているし、強さを感じる点ではきょもと合致します。愛に咲いたおじさんがまさに「強さ」を感じるパッセージですね。
ただきょもと同じ「強さ」であっても、こーちの強さは特に”真っ直ぐで作り込まれていない強さ”だと感じています。自然体な声だからこそ、まさに自然のように強さも優しさも含んでいて、そして色んな人と調和する。こーちの声はそんなイメージです。

 

 

森本慎太郎

誰よりも動の波動を感じるし、エネルギーの強さはSixTONESイチ。でもやっぱり慎太郎と言えば、皆さんご存じキャラメルボイス!これが慎太郎の何よりの武器ですね!最近は曲調の影響もあって甘さ控えめになってきたかな?なんて思ってたら少クラのPLEASE×3が最っ高に甘くて、やっぱり慎太郎のキャラメルボイスは唯一無二のSixTONESの武器だと改めて認識させられました。ということで漢字は「甘」!ちょっと安直すぎる気もしますが、甘さを含んだ他の漢字が思いつかなくて…(蜜だとなんか違うし)

それに加えて最近の進化!ハモリが増えた、というのもそうなんですが、曲によって歌い方を変えていたり、表現の幅がCITYあたりから一気に広がったんですよね。なにより自分の声が嫌いと言っていた慎太郎が楽しんで歌っているように見えて嬉しいです!

さらに慎太郎の武器と言えば天性のリズム感。詞よりも音を重視する慎太郎だからこそ、全身でリズムと音を捉えて表現しているように感じます。このリズムや音の取り方についても過去ブログで書いていますが、ざっくり末ズと他4人に分けられると思っています。
音に合わせるこーちや、音を使って自分を表現しようとするきょもほくじゅりは、あくまで自分とは別のところに音(音楽)があって、それを活用したり、合わせたりするイメージ。一方、末ズは自分と音(音楽)がほぼイコールの存在として在ると感じています。優劣も無く、音楽を愛し愛されるジェシーと、もはや友達みたいになっちゃった慎太郎

元々持っていた甘さやリズム感に加えて、低音域でのどっしりとした落ち着きや高音域でのさらに磨きのかかった透明感など、本当にどんどん進化していると感じます。ABAREROでもその歌声が遺憾なく発揮されていて、ライブで聞くのが今から楽しみでたまりません!

個人的には吐息多めの歌い方がとても好きですね。最近だと少クラのSTAMP ITや慣声の法則のAgain(ダンス後で息切れしてやただけかもしれないけど)が該当しますが、甘さや躍動感を吐息に昇華したかのような、内に秘めたエネルギーが感じられて、これもデビュー前後の慎太郎には無かった歌い方なんじゃないかなと思います。

 

 

田中樹

エッジの効いた声、と表されることが多い樹の声。まさにその通りですし、ざらつきのある金属のような声は、ジャニーズ内でも珍しく、SixTONESの音楽をSixTONESたらしめている存在だと思います。
技術としては京ジェがSixTONESの核になっていると思いますが、所謂SixTONESっぽさ、のようなものを作りだしているのは樹の影響が大きいと思います(何なら歌だけじゃなく、見た目のイメージでも樹が果たす役割は大きい)。

ただ、ざらつき、とかエッジ、と聞くと乾いた声のイメージがあるのですが(私だけ?)、樹の声は水分を多分に含んだ”濡れた”イメージがあるんですよね。よく声(歌)の表現として使われる”ウェット”というとまた違ったイメージで、樹の”濡れた”は近づきがたいはずなのに、気になる、もう一度聴きたい、といった後を引くイメージです。(伝われ)

樹の漢字は「濡」やら「棘」やら「艶」やらとも迷ったのですが、強さもエロさも切なさも表現できる濡れた金属感(どんなイメージ?って感じですが、私の中ではこれが一番樹の声の表現としてしっくり来たので…)が欲しくて「危」にしました。ざらついた、触れたら危険な尖った声と、一度近づいたら沼にハマって戻れない危うさ、ってことです。

それからもう一つ、画像に「正確な音程」と書きました。もちろんSixTONESで音程の正確さといえばきょもですし、私も異論ありません。ただ樹はきょもと違った視点からみて、また正確な音程と言えると思っています。
具体的にどういうことかと言いますと、音程ってヘルツで表されるもので基本的にはA(ピアノのラ)=440Hz(もしくは442Hz)が基本です。じゃあ、441Hzや443HzはA(ラ)じゃないのか?というとそうではなくて、周辺の数Hzまでは同じ音とみなすことが多いですし、気温等環境によって基準とするHzを変えることもあります。Aといっても440Hzに近い精度の高いAもあれば、少~しズレてるけどだいたい合ってる!みたいなAもあるんですよね。

私はこれをダーツの的のようなイメージで把握していて。的全体がA(ラ)だとしたら、より中心部に近い方が440Hzに近く、端の方ほどピッチが怪しい。さらに言えば、的から外れたら違う音、というイメージです。

ブル(=的の真ん中)に当てられれば、音程としてはかなり正しい。少なくともソロで歌っていれば聞き手に違和感を与えることは少ないと思います。このブルに非常に高い確率で当てられるのがきょも。それも何時如何なる時・場所・状況でも。(先日の関ジャムでいきなりアカペラでImitation Rain歌ってましたが、しっかりブルに当たっていたと思います)
ただ、ダーツの的を見たことある方なら分かると思いますが、ブルは2重になってるし、それぞれ多少のスペースはあります。ブルのど真ん中に当たるときもあれば、ギリギリで収まる場合もある。きょもだってブルから外れることは稀ですが、ブル内では真ん中の時もあれば端の時もあります。
樹は、このブルのど真ん中に当てる確率がSixTONESの中でもかなり高いんですよね。

時と状況を選ばずブルに当てられる”安定感”ともいえる正確性をもつきょもと、たまに大暴投するけど、当てるときはブルのど真ん中へ当てられる樹。いうなれば、常に95点以上をキープするきょもと、赤点の時だってあるけど高得点のときは必ず100点みたいな樹。ちなみに、ジェシーは勝手に新しい的をたくさん作ってる(≒アレンジ)のでもはや別次元。

 

 

 

おまけSixTONESの歌声を楽器に例えてみた~

以前のブログでジェシー・きょも・慎太郎は書いたことがあったんですが、改めて全員のを考えてみました!異論は認めます!選んだ私ですら若干納得しきれていない部分もあったりしますので…。6人の声をとある視点で見た場合に、この楽器っぽいな、ということです。

ジェシー
以前京ジェの比較で書きましたが、弦楽器(バイオリン等の弓を使って演奏するもの)のイメージです。空間全体に音が広がり、聴衆を包み込む感じですね。

きょも
きょもはトランペットのイメージ。音が直線的に飛ぶのがきょもの声の特徴であり、真っ直ぐ聴衆へ向けられたベルを通して音が届く点が似ています。それ以外にもハリや伸びのある高音、音の強さ、華やかさ、そんなところもトランペットっぽいな、と思っています。

北斗
迷ったんだけど、クラリネット、というか木製管楽器のイメージ(not木管楽器)。柔らかいんだけど、ちょっと朴訥?な感じで、金管に比べて音量は小さく、ビブラートも弱め。でも吹奏楽においては最も人数が多く主軸となる楽器で(オーケストラではまた違った立ち位置だけど)、メイン(主旋律)もやるし、その幅広い音域を活かして支え(ベース)にもなる楽器です。そんなところが北斗っぽいな、と。音域の広さ、という点ではB♭クラリネットかなー。

こーち
楽器で表すならアコースティックギター。アコギじゃなくてもいいんですが、弦楽器を弦じゃなくて指やピック等で鳴らしてるイメージです。ジェシーと同じ弦楽器でも鳴らし方が違うので、音の響き方が全く違う。バイオリンのピッツィカートやウクレレでもいいかな。トランペットのような強く響き渡る音質ではないけれど、優しくて、特徴的で、SixTONESの中では他に出せる人がいない音色。

慎太郎
こちらも以前ブログに書きましたが、きょもと慎太郎は似てるけど違いを挙げるなら、と言った視点からトロンボーンのイメージ。ハリや伸び、強さは似てるけど、慎太郎はさらに”太さ”を感じます。音量のデカさもイメージぴったり。慎太郎最大の強みである”甘さ”を表現しきれていない気もしますが…。


エレキギター。エッジが効いた音を奏でられるといえばエレキ。唯一の電子楽器であり、6人の中でも埋もれない声質です。少し後押しがちな歌い方もぽいかなと。

 

 

過去イチまとまりのない、ひたすら思いつくままに書き連ねたブログになってしまいました…。こんな内容でも最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます。正直、画像ありきでスタートしたので、考察が甘い部分もたくさんありますがご了承ください(画像の出来には割と満足してる)。また書きたいことがまとまったら、書き直すかもしれません。ご意見・ご要望等ございましたら、コメント・マシュマロ等頂けると嬉しいです!

 

 

 

最後に改めて、こーちお誕生日おめでとう!またやりたいと言っていた舞台に今年も出演決定!ということでとても楽しみにしています!(倍率高そう~関東でもやってくれないかな…)夏の夜の夢の後、歌への好影響はもちろんですが、MVなんか見てると表情もより豊かになった気がしていて、今回の舞台を経てさらにこーちがどんな進化を見せてくれるのか、期待に胸が膨らみますね。20代最後が素敵な年になりますように!