6つの音色

彼らの音楽が大好きだ

SixTONESソロ曲、6人6様のインパクト

 

あけましておめでとうございます。

 

今、大変な状況に置かれている方がたくさんいる中で、少し迷いましたが、これを読んで楽しい気分になれる方が少しでもいればと思い、アップすることにしました。(私が自粛したところで誰のためにもならないしな…)

内容はタイトル通り、CREAKに収録されたSixTONES6人のソロ曲についてです!先日のきょもHBDアンケートで「ソロ曲の感想が読みたい!」とのコメント頂きましたので、調子に乗ってブログに書いてしまいました。(コメント頂いた方、ありがとうございます)

 

PLAYLISTでのパフォーマンス含めてソロ曲について感じたことを書きますが、今回のキーワードは"事前の想定に対するインパクト"。簡単に言うとこんなソロ曲だろうな~、こんな歌声だろうな~といった想定に対してどれだけ驚かされたか、ということです。

 

イメージとしては、驚きが小さい方から、髙地<<慎太郎きょも<<<<北斗<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<ジェシーくらい。いつも6人分書く場合はクレジット順にしているのですが、今回はこの順番で書いていきます!

 

 

田中樹『Sorry』


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元々SixTONESカップリング候補曲だったこともあり、一番SixTONESっぽい曲。最近、暇なときSixTONESの曲をシャッフルで流して、曲名見ずに一人イントロドンするのにハマってるんですが(寂しいやつとか言わないで…)、他5人は聞いた瞬間に〇〇のソロ曲だ!となるのに、Sorryは毎回SixTONESにこんな曲あったっけ…樹か!という流れを繰り返してます(いい加減覚えろ)。まぁ、そのくらいSixTONESらしい曲ですよね!

以前も書いた気がしますが、そもそも樹ってSixTONESの曲をSixTONESたらしめる存在。何なら曲だけじゃなくて、グループの印象も樹によるところが多いと思っています。ワイルドでやんちゃな雰囲気、これってまさに樹ですよね。こーちやきょもが一人で居てもこのイメージには全くならないと思います。

でもSixTONESが6人で居る時、樹が前面に出ているか、というとそうじゃない。例えばグループの顔、センターといえばジェシーですよね。メインボーカルだと京ジェ、エースといえば北斗だと思います。MC担当でもある樹は、バラエティや6人コメントでも、カメラとスト5を常に視界に入れてバランス取ったり進行したりしてる。常に半身の印象が強いんです。なのに、樹の印象と言えばTHE SixTONES。私はこれが面白いな〜と思っています。話が脱線しましたが、意識的に樹はSixTONESらしく居ようとしてるのかな、と思う時があり、今回のソロ曲もその1つです。

驚きがなかったといえばそうですが、樹らしい、SixTONESらしい曲を選んで、リリック書いて。こう書くと簡単に聞こえますが、たくさんの努力や労力を厭わずファンの期待120%のものを作ってくれるあたり、やっぱ樹はプロアイドルだなと思わずにはいられません。

 

髙地優吾『MUSIC IN ME』


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こちらもthe髙地優吾な印象の曲。TL(X)でも同様の印象を受けていた方が多かったと記憶しています。なので、曲では驚かなかった。

ラジオでこーちがかける曲は(全部ではないにせよ)MUSIC IN ME系の曲ありましたし、歌詞を重視するこーちらしい曲だな、と言うのが初聴時の印象でした。ANNの選曲も応援歌のような、元気づけるような曲が多かったですし。MUSIC IN MEはこーちからファンへの応援歌でありながら、こーち自身とSixTONESを鼓舞するような曲ですよね。

そもそも髙地って、こういうことを伝えたい、与えたい、という気持ちの強い人だと感じているのですが、ソロ曲制作にあたっても自分が何を歌いたい、よりも相手(ファン)に何を与えたい、を考えたんじゃないでしょうか。何ならPLAYLISTがその究極ですよね。そもそもPLAYLISTでのソロ曲がファンへのプレゼントだったとのことですが、特にこーちの演出はアイドルのファンが欲しがるやつ。流れる写真を見るためにスローにしたり、一時停止したオタクが何人いると思って…!一つ聞けるなら、あの写真は誰セレクトなのか知りたい。こーちセレクトだとしたらニヤニヤしそうなのが多々あるんですが(ゆごじぇとかゆごじぇとかゆごじぇとか)。いずれにせよ、曲も演出もファンが欲しがるものを出してくれてるんですよね。

逆に何で驚いたかというと、ファンは驚いてないのに、他のメンバーが驚いていたこと。CD収録のDocumentaryや雑誌等でも(主に樹だったかな?)言われてましたが、スト5はこーちがどんな曲やると思ってたの?(逆にそれ聞きたいんだけど…めっちゃ可愛い曲だったらどうしよう笑)

 

森本慎太郎『Love is...』


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慎太郎もこーち同様、ANNの選曲踏まえると、慎太郎っぽいな、と感じる曲です。こーちと違ってメンバーも同じ印象のようですし。そもそも慎太郎自身が平井大さん好きだからこそのオファーですしね。コーラスやハモリは平井大さんそのままとのことでFeat.平井大な曲ですが(CD聞いてると慎太郎の部分もあると思うんだけど)、慎太郎が好きなだけあって、慎太郎の声ともめちゃめちゃ相性いいですね!!

じゃあ何に驚いたかというと、歌い方。声の印象、と言ったほうがいいかもしれません。

慎太郎ってやっぱりキャラメルボイスの印象が強くて。今回の曲も勝手に甘いんだろうな〜と思ってたんです。音域的にも慎太郎が歌いやすい中~高音、曲調的にもラブソングだし。が、フルで聞いた感想は、爽やか!!めちゃめちゃいい風が吹いてる!でした。もちろん甘さを全く感じないわけではないのですが、甘さ以上に爽やかさを感じます。PLAYLISTの演出も爽やかでしたが、音だけ聞いても爽やか。まじで慎太郎甘さ調節ができるようになったな…と驚きました。

デモを聞いて、その歌い方に寄せるという慎太郎ですが、今回のデモは間違いなく平井大さん。それに寄せた結果、相性はいいし、爽やかさが全面に押しだされた、いつもの慎太郎のようでそうでない曲になったと思っています。この塩梅って凄く難しいと思うんですよね。いつも通りとか、逆に全く違った印象にする方が振り切ってしまえばいいので、やりやすいのではと思ってます。対してこの曲はいつもの慎太郎の良さを残しながら、少し新しい慎太郎も見せてくれる。そんな嬉しい驚きがあった曲ですね!

 

京本大我『We can't go back』


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自分で作詞作曲して(しかも7年も前に)、ハモリも全て自分の声で…というだけで驚きものですが、私が今回一番驚いたのは慎太郎と同じく歌い方。ソロ曲6曲の中で一番スッと心に入ってきたんですよね。しかも歌詞が。いつも音ばっかり聞いてしまって歌詞が後回しになってしまいがちなのですが(すみません)、この曲は歌詞が自然に伝わってきた。押し付けがましさはなく、でも歌詞に描かれたまっすぐな想いはしっかり入ってくる。こんなに歌詞が入ってくる曲、SixTONES以外の曲含めても私にとっては非常に珍しいのでかなり衝撃的でした。

きょもはいつももっと意志を感じるというか、"伝えるんだ"感があるんですが、この曲は良い意味でさらっとしていると感じました。昔あった気負いや肩の力が抜けたのか。もしくは、歌い方一つ一つに気を配った結果、全てのピースが上手くはまり凸凹のない、まっさらな歌が出来上がったのかもしれません。昨年のシェルブールの雨傘という全編歌、つまりセリフを音に乗せるミュージカルは、この歌詞をスッと伝えられる今のきょもがあるからこその演目だと改めて感じました。

ソロ曲に話を戻しますが、PLAYLISTもシンプルイズベスト。舞台も衣装も照明も不要なものは全て削ぎ落として、今のありのままの「京本大我」の歌がそこに在る、そんな演出でした。CDに比べて粗い部分もある。でも、生ものであるミュージカルを主戦場とするきょもらしい、6人の中で最も”生感”を感じる演出。

ありのままをまっすぐ伝えるって、簡単なようでとても難しいことだと思います。積み重ねた努力と自信があって、なにより自分をさらけ出せるきょもの勇気が素晴らしいなと感じる一曲であり、PLAYLISTですね。

 

松村北斗『ガラス花』


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こちらも歌い方なんですが、北斗そんな歌い方できたの!?というのが一番の驚き。もはやホクト・ジ・エンド。もちろんアイナさんの歌唱指導があっての歌い方だとは思いますが、北斗の引き出しの多さに驚きました。これまでも、これからも、SixTONESの曲では聞くことができないような歌い方。これがYouTubeで聞けて、しかもCDとして残るのが凄いな、と思います。

同様にPLAYLISTにも驚かされました。PLAYLISTってYouTube向けパフォーマンスであり、言うなれば音楽番組やバリューの真実で歌うのと同様で、ただ媒体がTVではなくYouTube、という認識だったんです。実際、これまでのSixTONESのPLAYLISTはそうでしたし、北斗以外の5人のソロ曲もそうでした。もっとはっきり言うと、北斗だけダンスシーン・リップシンクがあった(=映像上では歌ってない)、つまりMVに近い位置づけだったんですよね。

この曲自体、PLAYLIST見るまでは北斗のソロ曲という印象でしたが、PLAYLISTを見て認識を改めました。ガラス花は北斗が歌うソロ曲、ではなくて"SixTONESのアイドル松村北斗が作る、アーティスト松村北斗の作品"だった。

もうパッケージングが凄いというか、ほんとに"作品"。そもそもPLAYLISTありきで曲を作ったのではないか、というくらいPLAYLISTを見て初めて完成する曲だと感じます。衣装や役、作品によって雰囲気も変わる北斗らしい、といえば北斗らしいのですが、この"ガラス花"という作品のための歌い方で、パフォーマンスで、PLAYLISTなんだな、と。もっともっと北斗のいろんな顔、歌声、作品を見てみたいと思わされます。

 

ジェシー『Never Ending Love』


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変態。

他にこの曲を表す言葉が見当たりません。散々ジェシーが事前に変態だ、と告知してくれてたにも関わらず、しかもそれを踏まえて覚悟してたはずなのに、初めてフルで聞いた時の感想は「何だこの曲!?」でした。まじで変態すぎて、初聴時は消化不良を起こした…。

歌詞カードを見ると一目瞭然ですが、まず構成が意味不明。一般的な1A→1B→1サビ→2A→2B→2サビ→Dメロ→ラスサビみたいな構成が全く見えないですし、サビこそ2回ありますが、サビ前のメロディーすら1番と2番で違います。(そもそも1番・2番という概念があるのかも不明)

構成だけでなく曲調も歌い方も1曲の中でコロコロ変わって掴みどころがありません。例えるなら、色んな曲のパーツをかき集めてパッチワークみたいに繋げた曲、という印象。堂本剛くんのセンス・作曲力・指導力ジェシーの歌唱力・表現力をもって初めて成立しているような曲です。
しかも、深くて重くて、軽い気持ちで聞いちゃいけない、という印象も受けました(軽い気持ちで聞くには変態すぎて消化不良起こすから…というのも理由の一つかもしれません笑)。

ただ、嬉しかったのは、ジェシーの低音がしっかり聞けたこと。SixTONESの曲ってちょっとジェシーには高いんですよね(6人で歌う以上仕方がないし、男性アイドルの曲はそのくらいの音域が多い印象)。もちろんジェシーの高音は美しいですが、個人的にジェシーの良さが一番出るのは低めの音域だと思っています。なので剛くんに感謝ですね!そもそもKinKi Kidsの曲はSixTONES比で低めの印象なので、堂本剛くんが普段自分が作る曲の音域メインで作ったのかもしれないですし、ジェシーの声域確認してこれにしたのかもしれないし、ジェシーから要望したのかもしれませんが。いずれにせよジェシーの低音を堪能出来て大満足です!

 

 

最後に、考察ってほどではないですが、各ソロ曲の音域を見るだけでも面白いので、こちらを。

※濃い部分がサビ、薄い部分がサビ以外含む主旋律、その他ハモリやフェイクがチェックの部分(いつもの声域調査と異なり、地声とファルセットは分けてませんのであしからず)
※本人だと確証が得られないハモリやコーラスは含まれておりません。

提供曲もありますし、曲調による部分もありますが、低音域に強いほくじぇ、高音域に強いきょもしんなど、それぞれの声域の傾向が見えますね。ジェシーなんて地声の声域をフルカバーしてますし、北斗はやはり音域が広い!アイナ・ジ・エンドさんも北斗の音域の広さに驚いて、高音・低音どちらも入れたとの話をされていましたが、2オクターブ半くらいあります。基本ラップメインの曲は声域が狭くなりがちなので、こーちは納得なのですが、樹…。Sorryは1人でオクターブハモってるからな…。
他にも、サビの音域とサビ以外の音域に大きな差があるバニボトリオと、ほぼ差のないチョコガール(だっけ?)。慎太郎はサビとサビ以外が完全に同じ音域ですね。今のSixTONESのメイン音域はLove is..くらいだと思います。

別にどれが良い悪いという話ではないですが、これだけ音域でも差があると面白いな~と思います。特に京ジェはやっぱり見る度面白い。これだけキーに差がある2人がメインボーカルとして並び立つんだもんな…。

 

 

締まりのない、ただ感想をつらつらと書き連ねただけのブログでしたが、ご期待に添えましたでしょうか…。ブログ書くにあたってテーマが欲しくて個人的な驚きの観点から書きましたが、驚きが大きければ良い・悪いというものではないと思っています。SixTONESの曲ではできないこと、見れない姿を見る(聞く)ことが出来たことが、何よりの驚きであり、ソロ曲のありがたみだと感じます。

今回メンバーが全員20代のうちに、ということで実現したソロ曲ですが、また数年後に考えたら全く違う曲になっているでしょう。その時その時のSixTONESを見れる(聴ける)喜びとともに、数年後どんな姿になっているか、楽しみに追いかけたいと思います。

 

 

こんなブログですが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
まずは今現在に最も近いTHE VIBESでの姿を楽しみに待ってます!!