6つの音色

彼らの音楽が大好きだ

SixTONESの歌声分析

こんにちは。

樹27歳おめでとう!!ジェシーの26歳には違和感なかったんだけど、樹の27歳にはめっちゃびっくりしてる…!27歳…!いや私の方が年上なんだけどなんか…なんだろう笑

 

前回のブログでは、京ジェの音楽性について書きましたが、今回はSixTONES全員の歌声、このブログのタイトルでもある「6つの音色」について考察していきたいと思います!
前回のブログはこちら↓

pfyukke.hatenadiary.com

 

ところで、歌声について考えた時、分類の仕方っていくつかあると思います。かくいう私もググりまくった…のですが、歌に関する専門知識ゼロ、しかもJPOPはあまり聴いてこなかったクラシック育ちの人間。読んでもわかるようなわからないような…ということで、私にはこう聞こえるよ!っていう、わたしのわたしによるわたしのためのSixTONES歌声分析をしたいと思います。ですので、用語も正式なものではなく、私がSixTONESの声を聴いてこんな感じ~とイメージする言葉を使っています。ご了承ください。

繰り返しますが、筆者は楽器こそ部活や習い事として経験がありますが、歌に関しては完全にド素人です。歌のプロや経験者の方からすると頓珍漢なことを言っているかもしれませんが、暖かい心で読んでいただけますと幸いです。

 

では早速まいりましょう!
今回の考察では、以下の3つの切り口から分類し、まとめとしてSixTONESの歌声を仕分けしたいと思います。

 

声質

まず1つ目の声質。前回の京ジェのブログでも少し触れましたが、SixTONESの声質はざっくり2種類に分かれると思っています。(正式にはクリアボイスとハスキーボイスがあるようなのですか…息の量の多い少ない…?整数次倍数…?わかるかっ!ということで私の勝手な判断です。同じ分類の仕方なのかもわからん。すみません)

 

  • クリア:水やガラスのような透明感ある響き
    きょも北斗慎太郎
  • マット:ザラつきのある声質
    ジェシー髙地
    但し、同じマットでもゆごじぇと樹では少し違うと感じています。ゆごじぇは木や土、紙のような、柔らかさと温もりも感じるざらざらした感じ。一方、樹は金属や石のような硬いザラザラ。

イメージするならこんな感じ。(余計にわかりづらくなった気もする)

 

クリア同士は断面が直線なので当然ピッタリくっつくので馴染みやすく、マット(木)もざらざらしてはいますが、逆にだからこそ他の物質(声)の隙間に入り込んで、境界線が曖昧になるくらい馴染むイメージ。一方のマット(金属)はザラザラが強いので、他の声に混ざらず存在感が強いですね。

SixTONESで言えば、ゆごじぇは複数人で歌った際に他の人の声と混ざりやすく、一方の樹は個性が強く出ることが多いように思います。

 

高さ

この高さ、というのは実際の音程や声域ではなく、聞き手に与える高さの印象のことを指しています。(実際のところはわかりませんが、私は同じ音程の旋律を聞いても高く感じる人、低く感じる人がいると感じています。重心がどこにあるか、と言った方がイメージしやすいかも知れません。以前のDawnの歌割りブログでも触れたので、良かったら併せて読んでみてください。)

 

私が感じているSixTONESの声の高さはこう。

時期(結成直後か今か等)によっても違いますし、曲や歌い方によってコントロールしてる場合もあるので、あくまで地声で歌った場合の平均的なイメージと思ってください(樹はラップになると意識的に下げてる気がする)。

慎太郎・きょも・髙地の3人が高音、ジェシー・樹・北斗の3人が低音ですね。ただし、ジェシーは(曲にもよるけど)ほとんど真ん中に近いので、中音や中低音と言った方が正しいかもしれません(というかジェシー、ジョージ二世やってから少し低くなった?)。きょもとこーちはほぼ同じくらいの高さです。

ちなみに、BE CRAZYを聞くと高さの違いが分かりやすいと思います。1回目の「We just movin'on」の部分、音程としてはすべてミミミーレミー(EEEDE)なんですが、ほくじゅり(低)→京ジェ(中~高)→ゆごしん(高)の高さ順になっていて、めっちゃ面白いです。(こう聞こえるの私だけ?)

 

スタンス

何と呼ぶべきか迷って「スタンス」としていますが、①詞or音、②表拍or裏拍、③母音or子音、の3要素において、どちらをより重視(優位)しているかということ。

 

まず、①詞or音。これはわかりやすいので特に解説もいらないと思いますが、歌を聞いた際に、詞に込められた意味を重視するのか、耳心地を重視するのか、ということです。本人が言及していることもあり、北斗は完全前者、慎太郎は後者(最近は詞も重視するようになったそうですね!)

次に②表拍or裏拍。これこそ曲によるよ!って話だと思いますが、リズムの取り方としてどちらをより強く意識するか、ということです。これは育つ過程で側にあった音楽のジャンルが大きく影響していると思います。具体的には、クラシックや邦楽は主に表拍、JazzやHiphopは裏拍です。(表拍・裏拍って何ぞや…みたいな話については申し訳ありませんが、ググってください。)

最後の③母音or子音、これは発音するとき(歌うとき)どちらが強い(≒重心が置かれている)か、ということ。日本語は必ず母音があるため母音が強くなりがちであり、一方英語は子音が強い言語です。耳心地(音)を重視すると母音が抜けたりする(嵐の櫻井翔くんがラップをする際、日本語詞だけど母音を抜いて韻を踏んでる、みたいな話を聞いたことがある)ので、①にも影響されると思います。6人の中でも明確にこっち!って人とどちらかといえばこっち!って人もいるんですが、より近い方に分類します。

 

この3つの要素、言い換えれば、邦楽育ちor洋楽育ち、ともいえのではないでしょうか。①は母国語である邦楽をよく聞く人の方が詞が優位になりがちジェシーはちゃんと英語詞の意味も分かってるだろうし、調べたりして意味も把握してる洋楽好きの方も多いと思いますが、全体の傾向として)ですし、②は上述の通り聞いていた音楽に左右されます(クラシック(=表拍)の本場はヨーロッパなので、本来邦・洋で分けるのは間違っているのですが、便宜上)。3つ目はそもそも日本語or英語みたいな分類なので、当然日本語=邦楽、英語=洋楽になります。

 

3つまとめてSixTONESを分類すると、

  • 邦楽=①詞②表拍③母音
    きょも北斗髙地
  • 洋楽=①音②裏拍③子音
    ジェシー慎太郎

ではないかと思います。もちろん全員日本育ちですし、それこそジェシーなんて両方聞いて育ってるのはわかっています。ただ拍のとり方や歌い方を見ていると、上記の2パターンに分かれる感じがするんですよね。

今回SixTONESはきれいに邦・洋にわかれました(私が強引にそうした感ある)が、実際には①②③の組み合わせは8通りあります。(ちなみに筆者は①音②表拍③母音。クラシック育ちの日本人感が出てますね。)

 

このスタンスが声自体(≒声質&高さ)だけではわからない、歌った時の調和を生み出していると思います。例えば「真っ赤な嘘」。ゆごほくの声質と高さは異なりますが、スタンスの近さに親和性があるため、それが活かされた曲ですよね。

 

SixTONESの歌声まとめ

ここまでの内容をまとめると、こんな感じ。

 

さらに最近流行り?のX軸Y軸(ジャにの見た)で仕分けするとこんな感じです。

近くにいるほど似ており、また同じ形=同じスタンスも親和性が高い。なお、声質と高さは地声の場合(ラップやファルセットは勘案しない)です。

これを見て、みなさんどう思われましたか…?SixTONES、めっちゃバランスが良い!と思いませんか?表を見るだけで一目瞭然ですが、声質・高さ・スタンス全て3人ずつ、しかも全く同じ組み合わせの人が誰もいない。X軸Y軸見ても上下左右に誰かしらいて、穴がない。このバランスの良さも、SixTONESの音楽における強みだと思います!

持っている要素がバラバラだからこそ、様々なジャンルの曲をやっても様になりますし(もちろん個々人の歌唱力によるところもありますが)、なによりいろんな層の方の心に刺さる要因の一つになっているのではないでしょうか。

 

 

最後に、上記仕分けには入れませんでしたが、もう一つ歌声分類の重要な要素として「発声方法」も挙げられると思います。

これも歌をやってた人間じゃないので正しいかはわかりませんが、パッと聞いた時(私が初めてSixTONESの歌を聞いた頃=2018年後半~2019年前半)感じたのは、京ジェの歌い方(発声)は私が知ってるアイドルのそれとは大きく違う、ということでした。特にきょもは明らかに他5人と発声が違う。当時のイメージとしては、ジェシー=(POPSの)アーティスト、きょも=クラシック(ミュージカル)、ゆごほくしんじゅり=アイドルでした。

これが最近、変わってきているように感じていて。もちろん、きょもが昔以上に歌い方を使い分けるようになり、SixTONESとして歌う時は他5人に寄せていることも要因の一つだとは思いますが、特に北斗・髙地・慎太郎の発声方法が変わったように思います。腹式呼吸身につけた?発声がお腹からになった気がする…

ちなみに、発声方法と一口に言っていますが、具体的には呼吸法(腹式or胸式)と喉の開き具合が影響しているのかなと思っております。(すみません、これも完全に私の想像です。歌やボイストレーニング等の経験者いらっしゃいましたら、ぜひご教示ください!)

 

以前よりも、束声のまとまり=一体感が強くなっていて、でもX軸Y軸で見たそれぞれの個性は活かしているのが今のSixTONESだと思います。たぶんボイトレのレッスンとか、個人練習とかされているんだと思いますが、デビューからの数年だけでもかなり進化していると感じます。こういった声質や発声によって、歌割りも考えられてるんじゃないかなー。まさに「6つの音色」ですね!

 

 

では、樹が27歳の1年を楽しく健康で過ごせますように!
よく食べてよく寝てね!!